「この仕事ではなく他の仕事がしたい!」
「もっと自分らしく輝く仕事があるはずだ!」
などと言うと
「甘えるな!」
「ダメな奴は何をやってもダメ」
「目の前のことをきちんとしなさい」
「好きな仕事で食っていけるほど世の中甘くないんだよ」
と一刀両断されるのが普通だ。
しかし私はそうは思わない。
現時点でどんなにダメで、周囲に迷惑ばかりかけている人でも、仕事が変われば大きな成果を出す可能性がある。
「もっと自分にあった働き方」
それを見つけた瞬間、人間は別人のように勤勉になる。
成果を出しはじめる。
さらにはイニシアチブをとり始めるのである。
私はこれまでにこの「転身によって花咲いた人」を数え切れないほど見てきた。
彼らは自分にあった労働環境にたどり着くまでに何度も何度も転職を重ねた人ばかりだ。
ゲームやアプリ、あるいは診断などのデジタルコンテンツをつくる会社で事業部長を努める40代男性。
彼はこれまでに仕事内容に悩み4回の転職をしているが、今となっては毎日、仕事が楽しくて仕方ない日々を過ごしている。
周波数の合う仲間とものすごいスピードで事業目標を達成し、しっかり売上げを確保している。仕事仲間は全員パーティ好き。
彼らが毎週どこかで開催するパーティに顔を出し、 自らも主催する。
そうかと思えばたまの長期休暇では奥さんや、 仕事を切り離した友人達とも海外旅行にでかける。
まさにパーフェクトなライフスタイルだ。
仕事もパラダイス。仕事仲間と過ごすオフタイムもパラダイス。
おまけにプライベートも充実だ。
しかし、この状態にたどり着くまでに彼は4回もの転職をしている。
最初の就職は百貨店である。
そこから広告代理店に移り、次にはコンテンツ配信会社、その次は携帯電話キャリア会社、 そして最後に現在の「ソーシャルコンテンツ」のコンテンツプロバイダー会社に行き着いた。
「ドリームワーク」あるいは「パラダイスジョブ」に辿りつくまでは何度転職しても、あるいは独立しても良いのだ。
モアベターな働き方を摸索し続ける。
それがパラダイスにたどり着く生き方の一つなのである。
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